先日は、子供のお友達がお家に遊びに来てくれました。さて、アメリカの子供たちはどんなことをして遊ぶのでしょうか。こちらで「プレイデート」と呼ばれる子供たちが遊ぶときの様子や先日行った卵狩りのお話しをしようと思います。
アメリカの子供が遊ぶには中学生でも親同士の約束が必要
日本でも特に子供が小さいうちは、親同士が約束をして、公園やお家で遊んだりしますよね。アメリカでは、それが中学生ぐらいまで続きます。なぜなら、家でも外でも、保護者不在で子供が一人でいることが危険視されているからです。
現状では、アメリカの50州のうち、16州で6~14歳と幅はありますが、該当する年齢以下の子供は、必ず保護者が一緒にいることが求められており、34州ではとくに年齢の定めがありません。私が住むカリフォルニアでは、年齢は特に定められていませんが、特に都市部では、小学校高学年でも一人で出歩くことはあまりありません。小学校の登下校も親や子守のナニーさんが付き添います。中学生になると、歩ける距離であれば子供同士で登下校することもありますが、一人でどこかへ出かけるチャンスはあまりありません。
そのような状況なので、子供同士だけで遊ぶことができず、親同士の連携がとても重要になります。子供が小さいうちは、両方の親が一緒にそろっている場で子供を遊ばせたりしますが、小学校ぐらいになってくると、だれか一人大人がいて、その他の親は送り迎えだけ、ということも増えてきます。
ちなみに、カリフォルニアでは、1年生の前にキンダガーデンがあり、そこから義務教育が始まります。その後、1年生から5年生までの5年間が小学生、6年生から8年生までの3年間が中学生、9年生から12年生までの4年間が高校生となります。
中学生ベビーシッターが大人気
ちょっと矛盾しているように聞こえるかもしれませんが、こちらでは中学生でもベビーシッターができます。親がいない間に小さな子供と一緒にお留守番をする、というのが主な役割です。
私の娘も、中学生になってから、アメリカンレッドクロス(アメリカ赤十字社)のベビーシッターコースをオンラインで受講し、ベビーシッターのサーティフィケート(認定証)を取得しました。そのことを知ったご近所さんやお友達から、「うちの子供をお願い!」と引っ張りだこになりました。ベビーシッター先へ娘を送り迎えするのは私の役目ですが、その後は、娘一人で小さな子達とボードゲームをしたり、かくれんぼをしたり、いろいろ工夫して、自分も楽しんでいるようです。
2024年1月現在のカリフォルニアの最低賃金は16ドルで、私の周りで聞く限り、ナニーさんの相場は時給25ドルを超えているようです。結構な金額ですね。最初娘は、まだ初心者だということで時給10ドルでやっていたのですが、依頼してくる人も相場を意識して、かなり好条件での申し出てくれることも増えています。最近は3時間で2人の子守をして100ドルもらうなど、お小遣いの域を超えた金額を稼ぐこともあります。
お家遊びでは何をする?
お家で遊ぶとなると、我が家では以下のような内容になることが多いです。
- お絵描きや工作
- かくれんぼ
- 鬼ごっこ
- 宝さがし
- ボードゲーム(モノポリー、チェスなど)
- カードゲーム(UNO、トランプなど)
遊ぶ時間が長くなり、子供たちが飽きてきたころに、奥の手でテレビを観たり、ローブロックスやマインクラフトなどのゲームで遊ぶこともあります。
家のなかで卵狩り(エッグハント)
先日は、珍しく8人という大勢のキッズが集合したので、少しイースターには早かったのですが、卵狩り(エッグハント)をしました。こちらでは、イースターの子供の楽しみとして、町や団体、個人が主催しての卵狩りがあちこちで行われます。ですので、この時期になると、どこのスーパーやドラッグストアにも、たくさんの卵狩りグッズが並びます。カラフルなプラスチックの卵に、小さなキャンディーなどを入れたものは、子供たちに大人気です。かつては本当の卵(おそらくゆで卵)を使っていたそうですが、子供たちにとってはキャンディーの方が嬉しいのでしょう。
我が家でも。事前に卵を150個ほど準備して、娘と息子に手伝ってもらって中にキャンディーなどを仕込み、家のあちこちに隠しました。最初は、集まった子供たち一人一人に紙の手提げ袋を渡し、スティッカーなどでデコレーションをしてもらいます。それから、一斉に卵狩りをスタート!ものの5分もたたないうちに、すべて見つけられてしまいました。
子供たちが卵をあけては中身を見せ合って、キャンディーを頬張る様子は、とても可愛らしいものです。準備はちょっと大変でしたが、やって良かった!と思いました。子供たちのママたちも大喜びでした。さて、次回はどんな遊びをしようかと、悩ましいところです。
2010年よりサンタモニカ在住、仕事はフリーランスです。アメリカ人の夫、小学生と中学生の子供の4人家族です。こちらで生活するなかで感じた日本との違いや、子育てについてのリアルな情報などをお届けしたいと思っています。
コメント
アメリカの子供たちの様子を知ることができて、面白かったです!