今日は子供たちの定期健診に行ってきました。小児科の先生は、子供たちが赤ちゃんの時からお世話になっている方で、とても親しくしていただいています。
アメリカでの小児科の定期健診
定期健診の内容は、日本とあまり変わりないのではないかと思いますが、以下の通りです。
- 血圧測定
- 検温
- 視覚検査
- 聴覚検査
- 身長・体重測定
- 問診
- ワクチン接種(必要に応じて)
視覚検査は、日本で行っていた時よりゆるい感じで、手で片方の目を直接ふさがせて、遠くのアルファベットや形を言わせるというものです。小学校低学年の息子は、片目を強く押さえてしまい、「目がぼやける」と言って、少し休憩してから検査を再開しました。
日本ではお玉のような黒いもので目を隠していたのですが、こちらでは自分の手で隠させる…もしかしたら、この小児科が特別なのかもしれませんね。
気になるホクロ、そして花粉症
息子について問診を受けた際に、気になるホクロがあると伝えました。最初は小さかったホクロが、徐々に大きくなっていて、しかも左右不対象。癌化するホクロの条件が整ったような感じだったので、先生に質問すると、「今までの経験から言うと、ほとんど癌化する可能性はないと思うけれど、念のため皮膚科を紹介するね」ということでした。細胞を採取して検査してみないことにはわからない、ということだそうです。
日差しの強いカリフォルニア。日焼け止めを忘れてしまったりすることもあり、これからはしっかりUVケアをしなくてはと心に誓いました。
また、2月3月になると鼻水・鼻詰まりがひどくなり、いつも2~3日は学校を休むので、どうしたらいいか相談しました。検査ではハウスダストのアレルギーだと言われていたのですが、おそらく花粉症もあるのだと思います。先生からは、アレグラ(Allegra)をお勧めされました。ジルテック(Zyrtec)またはクラリチン(Claritin)でも良いとのこと。それでも良くならない場合は、局所ステロイドの点鼻薬のフルナーゼ(Flonase)を使ってくださいと言われました。すべて処方箋なしで薬局で購入できます。
私は日本にいたとき、ひどい花粉症で、医師の処方箋のもと、クラリチンを愛用していました。こちらに引っ越してきてからは、薬を飲むほどの花粉症ではなくなり、助かっています。でも、子供がしんどい思いをしている姿を見るのは辛いものです。
ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン接種
HPVワクチンは、接種による副反応などの問題で、日本では接種率がそれほど高くないようですが、こちらではほぼ必須のワクチンとなっています。中学生の娘は、以前HPVワクチンを2回接種していたので、今回は何もないだろうと思っていたら、3回目が必要とのことでした。
注射のなかでも筋肉注射が嫌いな娘は、「えー!!ちょっと待って!!」と呼吸を整えていました。先生が、自身の息子さんが中学生の時、注射がいやで逃げ出し、駐車場の車まで走っていったエピソードを話して、「彼に比べればあなたは勇気があるわ」と励ましてくれました。一方の娘は、「私の友達が小さい時、注射をしようとする看護師に怒って椅子を投げつけたことがある」というエピソードを話していました。彼女は、緊張しているときに何かを話すと落ち着くのだそうです。それを聞いた先生は「話をすることで落ち着けるというのは、成熟している証拠ですね」とまた励ましてくれ、そうしているうちに、ワクチン接種は終了しました。
なかには接種後にめまいを感じる人もいるということでしたので、少し休みました。予防接種をする必要がなかった息子は、涼しい顔でマインクラフトにいそしんでいました。
次回は大学入学前に何かの予防接種があるとのこと。それを聞いて娘は「えー、まだあるの?」と不満そうでした。今の子供たちは、コロナのための予防接種があったため、私たちが子供の頃以上に注射の機会が多くて、少し可哀そうですが、健康のためには我慢するしかないですね。
2010年よりサンタモニカ在住、仕事はフリーランスです。アメリカ人の夫、小学生と中学生の子供の4人家族です。こちらで生活するなかで感じた日本との違いや、子育てについてのリアルな情報などをお届けしたいと思っています。
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